山梨学院短期大学

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先生と学生の対談04:専攻科保育専攻編
先生と学生の対談04:専攻科保育専攻編
  • 遠藤先生保育科 教授
    遠藤清香(えんどうさやか)先生
  • 今井先生保育科 准教授
    今井茂樹(いまいしげき)先生
  • 長田さん専攻科2年
    長田(おさだ)さん
  • 古屋さん専攻科2年
    古屋(ふるや)さん

保育士・幼稚園教諭・小学校教諭になりたいと思ったきっかけ

対談風景
遠藤先生:
なぜ、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭になろうと思ったのですか?
長田さん:
私は高校生の時に、総合学科の福祉コースをとっていて、介護士を目指していました。介護のカリキュラムに、1日だけですが、保育園で保育の仕事や実際に子どもと関わるという授業があって、それに参加したのがきっかけで、保育士を目指すようになりました。
古屋さん:
私は小さいころから自分より年下の子たちのお世話をするのが好きだったので、中学校の職業体験でも保育園に行きました。高校生のときには、将来は保育士か小学校教諭のどちらかにと決めていました。大学を選ぶとなったときに、保育士も小学校教諭もどちらもなりたいから、自分が取りたい免許が全部取れるというのがいいなと思って、この山梨学院短期大学に入ったという感じです。
遠藤先生:
山学短大が保育士と幼稚園教諭と小学校教諭、トリプルで資格が取れるというところが希望とマッチしたのですね。二人は専攻科に進んだわけですけれども、その理由は?

専攻科に進学したきっかけ

対談風景・長田さん
長田さん:

私は短大の保育科に入ってから専攻科に進むことを決めました。保育科1年生の時から、4年一貫教育プログラム(※専攻科を目指す学生を集めて実施する特別プログラム)を取り、専攻科の様子も知りながらっていう学生生活を送っていました。短大は2年間で卒業はできるのですが、その2年間だけの学びで自分が社会人になって実際に現場で働くと考えたときに、不安があって、あと2年間学ぼうときめました。

古屋さん:
私は小学校も保育士も全部資格を取りたいという希望があったので、短大に入るまえから専攻科に行きたいと決めていました。高校3年生の時点で、どちらかというと小学校の先生になりたいという気持ちが大きくなりました。専攻科に行くと小学校一種の免許が取れるというのがすごく魅力的でした。

2年で卒業する同級生との”ずれ”

対談風景・古屋さん
遠藤先生:
同級生のほとんどは2年で卒業して就職するのに、二人はもっと学び深めたいからさらに2年専攻科に進学しました。短大の同級生は2人より2年間早く社会にでるわけですが、そのずれは気になったりしませんでしたか? 
長田さん:
私はすごく気にしていました。2年間で友達がみんな社会にでて、保育士としての実力をつけているのに、自分が学生としてまだ大学に残っているとなると、就職した時にはもうみんなは2年先を行っていて。なんというか、置いてかれている感がすごくあったから、そのことは親にも相談したし、遠藤先生にも相談しましたよね。専攻科で実践的に学ぶことで、実力もつけられるから、差はそんなに気にすることないよという言葉をいただいたので、それが専攻科に進もうかなっていう決め手ですね。
今井先生:
ぼくも学部が終わって大学院に2年間行ったので、同期は小学校や中高の教員だったりするので、そういう同じ思いを持ったけど、その大学院に行った2年間がすごい財産になった。現場に入ると忙しくて、たとえば子どもとの関わり方とか、授業づくりとか、理論と実践を重ねながら見る機会が薄れてしまうのだけど、たぶんみんなにとっても、専攻科での現場研修などの実践と大学で学ぶ理論とを行ったり来たりしながら学べることが学生時代にできるというのがものすごく貴重です。
古屋さん:

私は、2年で卒業した同期が現場で働いていることに関しては、あまり不安はなくて。自分の人生だからまわりに左右されずにっていう気持ちがあります。小学校教員になりたいというのが固まっていたので、2年で卒業して現場に出られるかって聞かれたときに、やっぱりまだ出られないなって思って。

まわりが就職して社会に出てがんばっているのはすごく誇らしいことだし、自分も2年後、同期みたいに頑張っていけるようになりたいなっていう思いを持ちつつ、自分は専攻科に行って、専門的な知識をつけて現場研修で技術も学んで、いろんな先生に出会って、そういう先生から学んでから現場に出たいと思ったので、あと2年も学べるんだから楽しもう、っていう思いが強かったです。

1年間通年で教育現場に入る授業は、他大学にはない魅力

対談風景・遠藤先生
遠藤先生:
それぞれになりたい保育者像や小学校教員像があると思いますが、そこへ向かっていくにあたって、役立っていると感じる授業はありますか。
古屋さん:
私が専攻科の授業でいちばん役に立ったと思うのは、前期のときに1年間通年であった「実践研究」という授業です。実際の小学校の校長先生や幼稚園の園長先生にご協力いただきながら、小学生・幼稚園生を相手に実践活動を企画したり、校外活動を自分たちで計画・引率して活動するという授業です。実習では先生たちについていく補佐としての役割だったので、より現場に近い活動ができたのが大きいです。
長田さん:
私は1年生の時に行った週1日1年間の現場研修(インターンシップ)です。私は系列の山梨学院幼稚園にインターンとして入りました。保育科の時のように実習生として現場に2、3週間入るのと違って、保育士の免許を持った人という立場でインターンとして入らせてもらいます。たとえばバスに乗って子どもの命を預かりながら登園・降園をともにしたり、コーナー保育(※保育室内に様々な遊びのコーナーを設置し、子どもは好きなものを選んで遊ぶことができる)の活動を提供したり、実習ではできないようなことを1年間行わせていただきました。
今井先生:
大学のカリキュラムとして現場で学ぶ機会がたくさんあるというのはとても良いことだと思います。自分がいた大学では、実習以外で現場に入って実際に子どもたちと関わって活動するというのはなかった。今読んでいる教師教育という本でも、大学のカリキュラムの問題としてそういう場が少ないと指摘されていて、本当にそうだなと思います。実践研究と現場研修が専攻科にあって、現場に入って先生たちの指導をしていただきながら子どもたちに関われるこのカリキュラムはすごく魅力的です。

学生から先生に聞いてみたいこと

古屋さん:
いろんな先生に「専攻科生と保育科生は違うね」とよく言われます。私たちは変わらないと思うのですが、保育科から専攻科に進むと、どんなふうに印象が変わるのでしょうか。
遠藤先生:
保育科の学生さんは、はじめて「保育」の専門の学びに触れて、様々な知識を吸収することをとても楽しんでいるように思います。
そして、専攻科では、保育科2年間でためた知識をもとに主体的に実践をしています。学んできたことをちゃんと踏まえて実践を組み立てている姿を見ると、ああ力が付いているなと思います。知識の吸収の時期というのは絶対に必要で、さらにそこにつながった実践の時期があるから、専攻科の学生はすごく成長したなと思うのかもしれないです。
今井先生:
本科の1年生や2年生とつなげて見てみると、1年生からたくさん実習経験を積んできているというのは、大きいなと思っています。実習の現場をたくさん積んできて、専攻科に入ってさらにまた現場研修があるので、その経験値がみんなをさらに成長させているんじゃないかな。
長田さん:
先生たちと距離が近くて、いつもいろいろなアイデアをもらったり、励ましてもらったり、なりたい職業に向けて学びを深めることができる場所ですね。

対談日:2022年10月25日(火)


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